中国の人工知能(AI)スタートアップDeepSeek(ディープシーク)は、約3週間の停止期間を経て、同社のコアプログラミングインターフェースへのアクセスを再開した。先月登場して以来、非常に高い人気を誇っているAIモデルの普及拡大に向けたサービスが再開される。同モデルは複数の業界にわたる多数の中国企業によって採用されている。

1月に米オープンAIのライバルとなるAIプラットフォームを発表し、シリコンバレーや市場を驚かせた創業1年8カ月のディープシークは、顧客が同社のアプリケーション・プログラミング・インターフェースで使用するためのクレジットを再び追加できるようにしたと発表した。

2月前半に容量不足を理由にクレジットの追加を停止していた。現在はクレジット追加を再開しているが、日中はサーバーリソースが制限された状態が続くと、同社担当者がSNS「微信(ウィーチャット)」の認証済み企業グループチャットで説明した。

ディープシークは、中国の電子商取引大手アリババグループが同社の最新AIモデル「QwQ-Max」のプレビュー版をリリースした日に、クレジット追加を再開した。中国のAI業界における競争が激化していることが浮き彫りになる。

アリババは今週、クラウドコンピューティングとAIインフラの強化を目的に、今後3年間で530億ドル(約7兆9000億円)を投資すると発表した。25日にはQwQ-Maxをオープンソース化する計画を公表した。

ディープシークの登場は、中国のテクノロジー業界を活性化させ、中国本土と香港の株式市場を活気付けた。

同社は先週、主要なコードとデータを一般公開する計画だと発表。オープンAIなどのライバル企業よりも多くのコア技術を共有する異例の措置だ。これにより、米国と中国の間でより高度なAIモデルの開発競争が激化する可能性がある。

原題:DeepSeek Reopens AI Model Access as China Rivalry Heats Up (2)(抜粋)

--取材協力:Luz Ding.

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