(ブルームバーグ):TDセキュリティーズは、米ドルのロングポジションを保つようトレーダーに促した。トランプ米大統領の関税の脅しがボラティリティーに拍車を掛ける状況でも、ファンダメンタル要因を背景に米ドルは上昇の構えを維持していると分析した。
マーク・マコーミック氏らストラテジストは「トランプ大統領の就任以降、市場は再びヘッドラインに次から次に反応する動きとなった。米ドルは直近の高値から下げているが、この下落は押し目買いの好機であり、反転の始まりではない」と見解を示した。
ストラテジストらによれば、市場は関税について過度に楽観的であり、「マクロボラティリティーがより大きなストレスにつながる恐れがある」という。
TDのモデルは米ドルのディスカウントを示すが、チームは引き続きドルにおおむね強気だ。G10の他の通貨とのクロスでは日本円、オプションでは米ドル/カナダ・ドルのロング、現物ではユーロ/円のショートをストラテジストらは選好している。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機的トレーダーは米ドルのロングを維持しているものの、2月11日まで4週連続で強気ポジションを減らした。
「既存の国際貿易秩序のレジームチェンジを反映する一方、次に何が起きるかについてほとんど見通しを欠く市場の状況が問題だ」とストラテジストらは指摘した。

原題:TD Says Keep Betting on the Dollar Despite Tariff Distractions(抜粋)
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