ミャンマー国境の特殊詐欺拠点に日本人を含む1万人以上の外国人が監禁されているとみられる問題で、解放された中国人およそ200人の移送がけさから行われています。現地から中継です。

タイの国境近くにある空港ではこのあと、ミャンマーの詐欺拠点から解放された中国人200人をチャーター機で帰国させる予定です。

国境のゲートでは、タイ軍の軍用車両や大型のバスが待機するなか、さきほど、ミャンマー当局から中国人らが引き渡されました。まもなくこちらに到着するものとみられます。

タイメディアによりますと、ミャンマー国境に乱立する中国系犯罪集団の詐欺拠点からは、あわせて2000人の外国人が解放されたということで、今後、タイ側に順次引き渡される見通しです。

ただ、監禁され、詐欺を強要されている日本人が解放されたとの情報は入っていません。

各国の政府などが解放に向けた交渉を続けていますが、外国人らは武装した犯罪組織の厳しい監視下に置かれ、多額の身代金がかけられているケースもあることから、救出は容易ではないとみられます。