フジテレビをめぐる一連の問題で企業ガバナンスが課題となる中、親会社の社外取締役は、社長などの取締役を選任する「指名委員会」を設けることも選択肢の一つになるとの考えを示しました。
企業ガバナンスをめぐって、フジの大株主の投資ファンドは日枝相談役のような独裁者の登場を防ぐため、「取締役会の過半数を社外取締役にすべきだ」と求めています。
フジ・メディアHD 齋藤清人 社外取締役
「今までわかりにくい部分があったとすれば、もうルールや仕組みを変えると。指名委員会等設置会社というところも、一つの選択肢にはなるのかなと」
社外取締役を務める齋藤氏はけさ、個人的な考えだとした上で、社長などの取締役を選任したり解任したりできる「指名委員会」のほか、「監査委員会」などを設けることも選択肢の一つだと話しました。過半数が社外取締役で構成される委員会を設置することで、人事の透明性を確保したい考えです。
また、来週開かれる定例の取締役会では人事の透明性などが議題になる可能性が高いとしました。

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