(ブルームバーグ):2月9日に行われる米プロフットボールNFLの王座決定戦「スーパーボウル」は、テレビCMの費用が30秒枠で800万ドル(12億4000万円)と過去最高額となっている。事情に詳しい関係者が明らかにした。昨年は700万ドルだった。
今年のスーパーボウルは、3連覇を狙うカンザスシティー・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスと対戦。ニューヨーク時間午後6時半(日本時間10日午前8時半)のキックオフとなる。
スーパーボウルは全米で最も視聴されるスポーツイベント。今年はFOXが中継し、同社傘下の「Tubi(トゥービー)」でも配信される。FOXスポーツの幹部マーク・エバンス氏によると、CM枠にはさまざまな企業から関心が寄せられている。当日はスナック菓子やビール、ハイテク関連、自動車や金融サービスなどのCMが流れる見通しだという。
「われわれがCM枠の価格を引き上げても、どのスポンサーもおじけづかない」と同氏はインタビューで語った。
これまでのスーパーボウルは、特定業界からのCM出稿が多くなる傾向があったため、「暗号資産(仮想通貨)ボウル」のようなニックネームもついた。エバンス氏によると、今回はそうした傾向はなさそうだ。ただ、「AIに特化した広告を目にする機会は少し多いだろう」と同氏は語った。
原題:Super Bowl Ads Hit $8 Million; Expect More AI and Fewer Movies(抜粋)
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