(ブルームバーグ):運用資産1兆8000億ドル(約280兆円)の政府系ファンド(SWF)、ノルウェー政府年金基金グローバルが2024年末時点で保有する上位10銘柄のうち9銘柄がハイテク株だった。
同SWFは人工知能(AI)の進歩と半導体部品の需要急増の恩恵を受けた。ただ現在は、中国のスタートアップ企業DeepSeek(ディープシーク)が開発したAIモデルの成功を受け、AI主導の株高の調整が懸念される状況にある。
ノルウェー政府年金基金グローバルの運営主体、ノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM )がウェブサイトで公表した保有銘柄リストによれば、同SWFはアップル、マイクロソフト、エヌビディアの持ち分を前年から増やした。
また、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、ブロードコム、台湾積体電路製造(TSMC)も買い増した。
同SWFは世界の8000社余りの企業に投資しており、株式投資が全体の71.4%を占める。29日午前に24年の主要データを公表する予定。
原題:Norway’s $1.8 Trillion Fund Ended 2024 With Tech-Heavy Top Ten(抜粋)
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