(ブルームバーグ):ソフトバンクグループは、ロボット用ソフトウエアを開発するスタートアップ企業スキルドAIの5億ドル(約777億円)の資金調達ラウンドを主導する方向で協議中だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
スキルドAIは40億ドルと評価される見通し。資産家のジェフ・ベゾス氏やライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、コーチュー・マネジメントなどが関与した昨年の資金調達では15億ドルと評価されていた。2023年創業のスキルドAIによる今回の資金調達ラウンドは、人工知能(AI)とロボティクスを掛け合わせたビジネスに対するベンチャーキャピタルの楽観的な見方を映したものだ。
ソフトバンクGの広報担当者はコメントを控えた。スキルドAIの広報担当者は、コメント要請にすぐには応じなかった。今回の資金調達については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が詳細の一部を先に報じた。
スキルドAIは、ロボットが一段と複雑な作業を実行できるようにするソフトウエアを開発している。米ペンシルベニア州ピッツバーグに拠点を置く同社は、メタ・プラットフォームズの元AI研究者でカーネギーメロン大学教授のディーパック・パタク氏とアビナブ・グプタ氏によって創設された。
今回のディールは、ソフトバンクGのAIに対する熱意を裏付けるものでもある。同社トランプ大統領のAIインフラ計画であるスターゲートに190億ドルを投資する予定。
原題:SoftBank in Talks to Lead $500 Million AI Robotics Funding(抜粋)
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