フランスの高級ブランド、シャネルは一段と厳しい経済環境に直面しているとして米国で70人を削減すると明らかにした。

シャネルは22日の発表文で人員整理の決定について、支出削減策に続くものであり、「現在の経済的課題によりうまく適応する」のに寄与すると説明した。70人は米国従業員全体の約2.5%に相当する。

シャネルの人員削減についてはニュースサイトのパック・ニュースが先に報じていた。

富裕層顧客を抱えるシャネルは最も高級で景気に左右されないブランドの一つとされている。しかしコロナ禍後の好況期以来、高級品需要が幅広く低迷していることから人員削減を迫られた。

シャネルは「需要の変動はどの市場でも見られるとわれわれは予想している」とし、米国は社の長期戦略においてなお重要な位置を占めていると付け加えた。

2023年のシャネルの総売上高に占める米州の割合は約20%、欧州は28%、アジア太平洋は52%だった。

先週、同業リシュモンは「カルティエ」の好調な業績に支えられ、昨年10-12月期は予想を上回る増収になったと発表。高級品需要は最悪期を脱したのではないかの期待が高まった。

LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは今月28日に通期業績を発表する予定。

コンサルティング会社ベインは昨年11月、個人向け高級品市場について、2024年は横ばいだが、25年は4%成長が見込めるとの見通しを示していた。

原題:Chanel Cuts 70 US Jobs Warning of Challenging Luxury Environment(抜粋)

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