22日の債券相場は下落。日本銀行が今週の金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの見方が強い中、前日まで利回り低下(相場上昇)が進んだ反動で売りが優勢となっている。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、日銀が年内に0.75%に追加利上げする可能性も相応に織り込まれ、「その先の1%も意識されている状況で、ここからの金利低下は見込みにくい」と指摘。「金利が下がった場面では売り目線ではないか」と述べた。

金利スワップ市場では、日銀が23、24日に開く決定会合での利上げ織り込みが9割程度に達している。

日銀が午前の金融調節で定例の国債買い入れオペを通知したことは相場を下支えしている。対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下。買い入れ額はいずれも前回から据え置かれた。

 

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