(ブルームバーグ):南アフリカは「投資適格」格付けを2年以内に再び得ることがあり得るとゴドングワーナ財務相が予想した。
南アフリカは2020年、格付け会社ムーディーズ・レーティングスによる格下げに伴い、25年ぶりに投資適格格付けを失った。これに先立ち、フィッチ・レーティングスとS&Pグローバル・レーティングが17年にジャンク級(投機的格付け)への引き下げに動いた。
世界経済フォーラム(WEF)年次総会( ダボス会議)に出席したゴドングワーナ氏は、ロイター通信とのインタビューで、南ア政府は潜在的成長率押し上げに向け、構造改革に重点的に取り組んでいると語った。
ゴドングワーナ氏は「成長見通しを好転させない限り、わが国を格付け会社は懐疑的に見るだろう」と南アの国営放送とのインタビューで発言。物流や通信セクターなどの構造改革に取り組んでおり、「成長が数字に表れれば、格付け会社の評価も変わるだろう」と述べた。
南アの過去10年の平均成長率は1%に届いていない。ブルームバーグが調査したエコノミスト20人の予想中央値によれば、成長率は今年が1.7%、26年は2%と見込まれる。
原題:South Africa’s Godongwana Sees Exit From Junk Status by 2027 (1)(抜粋)
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