(ブルームバーグ):トランプ米大統領は気候変動対策の枠組み「パリ協定」からの米国の離脱を命じるとホワイトハウスが20日に文書で明らかにした。米国による気候変動対策はさらに後退する。
トランプ氏は政権1期目にも米国を同協定から離脱させており、昨年の大統領選期間中にも同様の行動を公約していたことから、今回の離脱表明は広く予想されていた。
パリ協定からの離脱は、気候変動対策から離れ化石燃料の生産を促進する方向に米国の政策転換を目指すトランプ氏がホワイトハウス復帰初日に着手する数々の変更の一つに過ぎない。 トランプ氏は20日の就任演説で、自身の行政措置によって「グリーン・ニューディールを終わらせる」と誓った。
パリ協定離脱は、即座に発効するわけではない。2015年に採択されたパリ協定の署名国は、離脱プロセスを開始するために国連に正式な通知を行う必要があり、発効まで1年間待たなければならない。
米国が前回、パリ協定から実際に離脱したのは2020年11月4日。離脱手続きにより長い待機期間が必要だったため、正式な離脱期間は短期間だった。バイデン前大統領は21年1月の就任直後に協定への復帰に動いていた。
原題:Trump to Order US Exit from Paris Accord, Hobbling Climate Fight(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.