(ブルームバーグ):2023年にドル建て債のデフォルト(債務不履行)に陥った中国の不動産開発大手、碧桂園は、債務再編計画について2月末までに債権者と合意に達する見通しを示した。香港の裁判所が清算申し立てに関する審理を延期し、同社が債務計画に取り組める時間を増やした。
同社は4月に債務再編計画を進める予定だと説明した。ただ清算申し立ての代理人は裁判所に対し、そのスケジュールは「あまりにも野心的」だと指摘した。次回の審理は5月26日に設定された。
業界の多くの企業と同様に碧桂園は国内の不動産不況に引き続き苦慮し、先行きはなお厳しい。同社は今月、銀行債権団と債務案について折り合いがついたと明らかにしたが、主要な社債保有者グループからはまだ支持を取り付けていない。
碧桂園は20日、債務案を巡る社債保有者および銀行との交渉は強制転換社債の転換価格など主に3点が焦点になっていると指摘した。
原題:Country Garden Given More Time for Debt Talks by Hong Kong Court(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.