(ブルームバーグ):人員削減とコスト圧縮を進める米銀シティグループは、退職金に充てる費用として2025年に6億ドル(約930億円)を計上する計画だ。マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)が明らかにした。
6億ドルという数字は、1万人以上の人員削減を行った昨年の数字より約14%少ない。メイソン氏によると、退職金費用は通常は3億ドル前後だという。
シティは複数年にまたがる組織再編のほぼ半ばまで来ている。当初の計画によれば、最終的に世界全体で2万人の人員削減を見込んでいる。メイソン氏によると、計画には「手作業のプロセスを排除」するためのテクノロジーへの投資も含まれている。
人員削減と事業売却は、収益を押し上げるためのジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)の戦略だ。その進展が現れ始め、昨年10-12月(第4四半期)の報酬および福利厚生費はアナリスト予想を下回った。
原題:Citigroup Earmarks $600 Million in Severance for Fresh Job Cuts(抜粋)
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