米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)はトランプ次期大統領およびイーロン・マスク氏との会合で、人工知能(AI)やサイバーセキュリティーについて話し合った。テクノロジー業界の大物が次期政権に歩み寄ろうとする動きが続いている。

マイクロソフトは資料で、世界中のAIデータセンターに関連し800億ドル(約12兆4600億円)を投資すると同社が表明したことなど、会合ではさまざまな話題が取り上げられたと説明した。

マイクロソフトはそのうち500億ドル以上を米国で支出し、国内で雇用を創出する予定。同社のブラッド・スミス社長もバンス次期副大統領と共に会合に参加した。

昨年11月の大統領選をトランプ氏が制すると、ハイテク業界は同氏との関係改善に取り組んできた。トランプ氏は次期政権入りするマスク氏と共に政策を協議するため、フロリダ州にあるトランプ氏の私邸「マールアラーゴ」で非公開の会合やディナーを何度か開催。多くの人々がマールアラーゴを訪れている。

ナデラ氏がトランプ氏と夕食を共にしたことについては、ニュースサイトのセマフォーが先に報じていた。

電気自動車(EV)メーカーのテスラをCEOとして率いるマスク氏は、トランプ氏の選挙活動を資金面で支援。次期政権の要職に就くことが決まっている。

原題:Trump, Musk Discuss AI, Cybersecurity With Microsoft CEO(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.