米食品医薬品局(FDA)は15日、合成着色料「赤色3号」の使用禁止を発表した。 赤色3号はがんとの関連が指摘されているが、 現在でもキャンディーや風邪薬など多くの製品に含まれている。

FDAの発表によると、赤色3号は2027年1月15日から米国で食品に使用できなくなる。製薬会社も28年1月18日までに薬剤での使用を停止するよう義務付けられる。

赤色3号は米ゼネラル・ミルズのケーキミックスや武田薬品工業の注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療剤「ビバンセ」、コストコホールセールやライト・エイドが自社ブランドで販売する胸焼け用の薬などにも使用されている。

研究で実験用マウスから赤色3号と関係がある腫瘍が発見されたとして、FDAは30年余り前に化粧品については使用を禁止していた。その後、消費者および保護者団体が22年に米国の食生活における赤色3号の使用禁止をFDAに求めた。

米食品医薬品局は、がんとの関連が指摘されている合成着色料「赤色3号」の使用禁止を発表した

FDAは、赤色3号が実験マウスで見られたように人間にがんを引き起こすことはないと指摘する。ただ「デラニー条項」に基づけば、人や動物にがんを引き起こすと考えられる添加物の食品への使用は米国では一切認められていない。

FDAは「この添加物がオスのマウスにがんを引き起こすことを示すデータ」が提出されたと説明した。

トランプ次期米大統領が厚生長官に指名したロバート・ケネディ・ジュニア氏も、問題の合成着色料の使用禁止を提唱している。

米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)と米国家毒性プログラム(NTP)の元ディレクターであるリンダ・バーンバウム氏は先月のインタビューで、「肌に塗れないものをどうして食べるのか。真っ赤な色素は全く必要ない。真っ赤なキャンディーも必要ない」と語っていた。

バーンバウム氏は、コンシューマー・リポートやパブリック・シチズン、環境ワーキング・グループなど約20の団体と共に、米国での赤色3号使用禁止を求める請願書に署名した。

原題:Cancer-Linked Red Dye to Be Banned From Food, Drugs in US (4)(抜粋)

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