アジア時間26日午前の原油先物相場は堅調に推移。クリスマス休み前の24日は、中国の景気刺激策や米国の在庫が注目される中で上昇した。

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限はシンガポール時間午前7時46分(日本時間同8時46分)現在、0.2%高の1バレル=70.23ドル。24日には1.2%上昇し、70ドル台に乗せて終了していた。ブレント2月限は24日に1.3%高の73.58ドルで取引を終えた。

原油の最大輸入国である中国は、経済成長後押しのため地方政府による債券発行を通じた投資対象を拡大する一方、金利を据え置いている。中国共産党指導部は今月に入り「適度に緩和的」な金融政策を実施すると表明した。

一方、米国では米石油協会(API)が、商業用原油在庫が先週320万バレル減少したと発表している。

原油価格は10月中旬以降、狭いレンジで推移しているが、年間では小幅下落となる見通し。新年を前にトレーダーはトランプ次期米大統領の影響や中国の経済支援策、世界の原油供給見通しに注目している。

原題:Oil Holds Advance With China Stimulus and US Stockpiles in Focus(抜粋)

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