チョコレート会社ゴディバなどを傘下に持つトルコの複合企業ユルドゥズ・ホールディングはマリーナを売却すると明かした。中核の食品・小売事業に注力する。

ブルームバーグの質問に対して24日、「われわれは内部資源を生かした成長とグローバルパートナーシップの強化に向けた継続的な戦略の一環として、食品・小売事業を優先している。この注力の一環として、マリーナと観光業への投資から撤退することを決定した」とコメントした。

売却を計画している資産価値の推定は明らかにしていない。

ユルドゥズ傘下のマリンテュルクはトルコの大都市イスタンブールのほか、地中海のリゾート地ギョジェクでマリーナを運営しており、国内外のヨット所有者に人気がある。同社のウェブサイトによると、これらの施設は合わせて972艘(そう)のヨットが収容可能で、陸上には合計280台分の駐車場を備えている。

同社は以前、高成長が見込まれる分野に注力することを決定しており、今回のマリーナおよび観光業への投資からの撤退はこれに沿ったものだ。ユルドゥズは昨年、効率性と国際競争力を高めるために食品・小売事業を再編した。

原題:Godiva’s Turkish Owner to Sell Marinas to Focus on Core Business(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.