26日の東京株式相場は続伸。為替相場の安定を受けてトヨタ自動車を始めとする自動車や日中の旅行協定を受けて百貨店が値上がりしている。

TOPIX上昇に最も寄与しているのはトヨタで、自己資本利益率(ROE)目標を倍増の20%にするとの25日の報道を受けて続伸、一時5.4%高まで上げた。

SMBC日興証券投資情報部の太田千尋部長は、海外市場参加者が休暇中であるとして、取引は依然として少ないと述べた。トヨタ株上昇のような個別の動きは国内投資家から特に注目されていると指摘した。

日経平均株価の採用銘柄ではJ.フロントリテイリングが値上がり率首位で、百貨店株の上昇が目立つ。

またヘッジファンドのオアシス・マネジメントが株式を買い増した小林製薬の株価も上がっている。

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  • 東証33業種別指数のうち28業種が上昇、輸送用機器指数が値上がり率トップ、空運業が値下がり率首位
  • MSCIアジア太平洋指数は0.1%上昇
--取材協力:アリス・フレンチ.

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