米カリフォルニア州のロサンゼルス港で取扱量が急増しており、今月は記録上最も忙しい12月となりそうだ。同州ロングビーチ港は年間記録を更新する方向。コンテナ船の拠点となっている両港では今年、早めに到来したピークシーズンの勢いが続いている。

ロサンゼルス港のエグゼクティブディレクター、ジーン・セロカ氏は17日、「あらゆる兆候から見て、これまでで最良の12月になるだろう」と記者団に語った。例年、この時期は閑散期だが、今月は90万TEU(20フィートコンテナ)を上回る可能性が高く、今年1000万TEUを扱う見込みだという。

ロングビーチ港のマリオ・コルデロ最高経営責任者(CEO)は同日開かれた別の記者会見で、同港は11月としては最も多くのコンテナを扱ったと述べ、2024年の取扱量は過去最高となる960万TEUに達するとの見通しを示した。

10月に米東部とメキシコ湾沿いの港が労働争議による混乱で閉鎖されたことを受け、一部の企業がカリフォルニア経由にルートを変更。その結果、米国のコンテナ輸入のおよそ3分の1を占めるこの2つの港湾で取扱量が急増した。

トランプ次期大統領が公約した関税が課される前に輸入品を搬入しようとする動きもあった。このため、来年の取扱量が減速することも考えられる。

新たな関税がいつ発効するか、また、どの品目や国が影響を受けるかははっきりしていない。セロカ氏は18年にいわゆる「トランプ関税」の第1弾が発効した際に起きた取扱量の減少に触れ、同じような状況もあり得ると説明した。

同氏によると、ロサンゼルス港は24年の現時点で940万TEUを扱い、前年比19%増、5年平均を7%上回っている。

原題:Busiest US Container Ports Set to Close 2024 With Record Volumes(抜粋)

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