米オープンAIは対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」に、動画フィードで観察した内容をリアルタイムで処理し、ユーザーに助言などを伝える機能を加える。

12日にライブ配信したイベントで明らかにしたが、この機能が初めて発表されたのは7カ月前だ。

新しいオプションにより、ChatGPTはスマートフォンのカメラで物体を認識し、画面上のものに反応して話すことが可能になる。例えば、ユーザーは開いているアプリのメッセージへの返信を手助けしてもらったり、コーヒーをいれる際のリアルタイムの指示を得たりすることができる。

この機能は有料の「Plus」「Pro」で同日から順次展開される。オープンAIの法人および教育機関の顧客は、来年1月から利用可能だという。

オープンAIは約2年前にChatGPTを投入し、テキストベースのチャットボットへの投資を強化。同社のライバル各社は音声や画像、動画に対応するいわゆるマルチモーダル機能の開発を推進してきた。その過程で、これらのサービスはよりダイナミックで魅力的なデジタルアシスタントを提供できるようになっていた。

原題:OpenAI’s ChatGPT Will Respond to Video Feeds in Real Time(抜粋)

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