米ウーバー・テクノロジーズは、自動運転技術を手掛ける小馬智行(ポニー・エーアイ)が米国で実施する新規株式公開(IPO)に投資する計画だと事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。トヨタ自動車が出資するポニーはIPO規模を当初の予定から拡大しており、IPO価格は来週決定される見込み。

非公開情報だとして関係者が匿名を条件に話したところでは、ウーバーはポニーの米IPOで1000万ドル(約15億4000万円)超の株式取得を目指している。ウーバーは米国外での提携を通じポニーの技術を利用することを検討している可能性があると、関係者1人が語った。

関係者によれば、協議はなお継続中で、ポニーへの投資規模は確定していない。ウーバーの広報担当はコメントを控えた。ポニーはコメントの要請に応じなかった。

ウーバーは、米アルファベット傘下でロボタクシー事業を手掛けるウェイモなどの自動運転テクノロジー企業と提携しており、8月にはソフトバンクグループ傘下の英自動走行ソフトウエア会社ウェイブ・テクノロジーズへの投資を発表した。

関係者によると、ポニーのIPO価格は当初、11月21日に設定される予定だったが、規制当局の問い合わせに対応するために先送りされたという。

ブルームバーグ・ニュースが入手したIPO条件によると、公開される米国預託株式(ADS)数は2000万ADSと、当初計画の1500万ADSから上積みされた。仮条件レンジは11-13ドルで、IPO規模は最大2億6000万ドルとなる見込み。

原題:Uber Said in Talks to Invest in US IPO of China’s Pony AI (1)(抜粋)

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