22日の東京株式相場は反発。雇用指標の堅調を受けて米国景気への期待が高まる中、半導体関連を中心に電機株が買われている。原油高を背景に石油関連株も高い。

リクルートホールディングスがTOPIXの上昇に最も寄与。指数を構成する2128銘柄のうち1343銘柄が上昇し、628銘柄が下落。売買代金上位ではレーザーテックやディスコ、東京エレクトロンといった半導体関連株が軒並み高い。

T&Dアセットマネジメントの酒井祐輔シニア・トレーダーは「米国株が上昇し、市場はエヌビディアの決算もうまく消化できて、実際にポジティブだったことを確認した」と述べた。

米国の労働市場の堅調さ示すデータも投資家心理の改善につながった。先週の新規失業保険申請件数は前週比6000件減の21万3000件。市場の予想に反して減少し、4月以来の低水準となった。

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフ・マーケット・ストラテジストは、米景気は全般しっかりしており、景気が冷え込んで企業が人員整理するような動きは出ていないと指摘した。

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  • 東証33業種中29業種が上昇、石油・石炭製品が上昇率トップ、電気・ガスは下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.6%高

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