SBIホールディングスと新日本科学が米国で立ち上げたスタートアップを投資対象とするファンドに、米ベンチャーキャピタルの「プラグアンドプレイ」が参画することが19日、分かった。

SBIの広報担当者が明らかにした。同社と新日本科学は9月、北米地域を対象にバイオテクノロジーやヘルスケアなどのスタートアップ企業を支援する4000万ドル(約62億円)規模のファンドを設立。プラグアンドプレイは共同出資者(ゼネラルパートナー)としての参画を前提にパートナーシップ契約を締結した。

プラグアンドプレイは年間250社を超えるスタートアップ投資を行うとともに、大手企業とスタートアップをつなぐ成長支援に強みを持つ。同社のグローバルなネットワークや専門知識を活用し、共同ファンドが投資する企業の成長を後押しする。

プラグアンドプレイの出資予定額は非開示。同社は2006年に米シリコンバレーで創業し、世界18カ国、30拠点以上で事業を展開している。ベンチャーキャピタルとしてクラウドサービスの米ドロップボックスやオンライン決済サービスの米ペイパルなどを輩出した実績を持つ。

SBIは傘下のSBIインベストメントなどを通じて、国内外でベンチャー企業への投資を行っており、3月末時点の同社の投資先は1241社に上る。米での投資拡充を計画する中、同国に研究拠点をもつ新日本科学とファンド運営などに関する業務提携を7月に締結した。

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