(ブルームバーグ):オミード・マリク氏が率いる1789キャピタルは、スタートアップ企業ブリンクRx(旧ブリンク・ヘルス)の資金調達ラウンドを主導した。1789キャピタルはトランプ次期米大統領の息子のドナルド・ジュニア氏を最近採用している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、保守的な傾向を持つ企業への投資を目的とする1789は、ブリンクRxへの1億4000万ドル(約220億円)の資金調達ラウンドを主導。企業価値は約20億ドルだった。フィデリティ・インベストメンツ、8VC、セルカノ・マネジメント、スイートウォーター・プライベート・エクイティーも、このラウンドで同社に投資したという。
1789、ブリンクRx、セルカノの広報担当者はコメントを控えた。フィデリティ、8VC、スイートウォーターの広報担当者はコメント要請にすぐには応じなかった。
ブリンクRxは共同創業者のジェフリー・チャイケン氏とマシュー・チャイケン氏が運営。デジタル薬局サービスによって処方薬を入手しやすく手頃な価格で提供することを目指している。
トランプ氏の献金者マリク氏が率いる1789キャピタルは、「ウォークな(社会的不平等に対する意識の高い)」資金調達戦略に対する保守派の反発を受けて、環境、社会、ガバナンス(ESG)投資の原則を避けてきた。代わりに起業家精神、イノベーション、成長(EIG、entrepreneurship, innovation and growth)を重視している。
原題:Malik’s ‘Anti-Woke’ 1789 Capital Bets on Startup BlinkRx (1)(抜粋)
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