人工知能(AI)スタートアップの米ライターは、最新の資金調達ラウンドで自社の評価額が19億ドル(約2900億円)と、従来の4倍近くに膨らんだ。同社は企業向けAI製品の販売でオープンAIなどへの追撃を目指している。

同社は12日、既存投資家のアイコニック・グロースのほか、新たな支援者のプレムジ・インベストとラジカル・ベンチャーズが主導した資金調達ラウンド「シリーズC」で2億ドルを調達したと発表。今回の調達ラウンドには、インサイト・パートナーズやバルダートン・キャピタルも参加した。ライターがこれまでに集めた資金は計3億2600万ドル。

ライターのメイ・ハビブ最高経営責任者(CEO)は12日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、調達資金はエンジニアや営業担当者の採用拡大に充てると説明。AIチャットボットを支えるより高度な大規模言語モデル(LLM)を構築することが目標とした。

ライターはこの日、セールスフォースとウーバー・テクノロジーズ、クアルコムなどの新たな法人顧客と契約を結んだことも明らかにした。

また、プレムジ・インベストのマネジングパートナー、サンデシュ・パトナム氏とラジカル・ベンチャーズのパートナー、ロブ・テイブス氏がライターの取締役会に加わるという。

今回の資金調達ラウンドについては、CNBCが先に一部詳細を伝えていた。

原題:AI Startup Writer Raises Funds at $1.9 Billion Valuation (1)(抜粋)

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