7日の東京株式相場で日経平均株価は下落に転じた。米国の大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことを受けて関税や輸出規制を巡る懸念から半導体関連銘柄などが安く、株価指数の重しとなっている。

朝方は米株高や円安進行が好感され買いが優勢だった。米金利が大きく上昇し銀行や保険といった金融株は高く、自動車にも買いが入っている。

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

  • 前日にトランプ氏の圧倒的な勝利をある程度織り込んだ価格形成が進んでおり、きょうの相場ではプラスの面だけでない部分にも目線が向いている
  • 半導体関連銘柄には過熱感が出てきたことが重しとなっている上、中国に対する輸出規制などが強まるといった懸念が、中国売上高の高い半導体製造装置メーカーを中心に株価を押し下げている

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  • 東証33業種中、22業種が上昇、上昇率トップは保険、下落率トップは非鉄金属
  • MSCIアジア太平洋指数は0.2%安
--取材協力:横山桃花.

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