バンガード・アセット・マネジメントは、イングランド銀行(英中央銀行)が来週、政策金利を据え置く確率を50%とみている。現労働党政権による最初の予算案を英中銀が見極めるためだという。

英予算責任局(OBR)は予算案を基に物価上昇圧力の高まりを予測。これを受け、市場では英資産が売られたほか、英国以外の国債や株式も下落、トレーダーは英中銀の利下げ観測を後退させた。

バンガードの国際金利責任者アレス・クートニー氏は、英中銀は早ければ来週の最新インフレ予測の発表時にこうしたリスクを指摘する可能性があると述べ、金利が据え置かれる可能性も高まるとの見方を示した。

クートニー氏は「英中銀が経済予測の変化を考慮し、据え置きを決めるとの選択肢を排除することはできない」と述べ、「市場は来週の英利下げを確実視している。個人的にはその確率は五分五分とみている」と続けた。

原題:Vanguard Sees 50% Odds That BOE Holds Rates in Wake of UK Budget

(抜粋)

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