
(ブルームバーグ):オープンAIのブレット・テイラー会長と元グーグル幹部のクレイ・ベイバー氏が昨年設立した人工知能(AI)スタートアップ、シエラ・テクノロジーズは同社を45億ドル(約6890億円)と評価する取引で1億7500万ドルを調達した。
シエラの評価額は今年1月の取引での約10億ドルから大きく伸びた。
テイラー氏は28日のCNBCとのインタビューで、業界の資金調達環境は「フロシー(泡立っている)」なようだが、AIの将来性が支出を正当化すると発言。
AI分野のトップ企業をハイテクバブル時代のグーグルなどの巨大企業になぞらえ、支出は「後から振り返ればおそらく正当化されるだろう」と語った。同氏は以前、セールスフォースの共同最高経営責任者(CEO)を務めていた。
シエラの広報担当者は今回の資金調達ラウンドについて、グリーンオークス・キャピタル・パートナーズが主導し、スライブ・キャピタルやアイコニックキャピタル、既存投資家が参加したと述べた。
シエラは米ホームセキュリティー会社ADTなどにAIカスタマーサービスツールを提供している。
原題:Bret Taylor’s AI Startup Sierra Valued at $4.5 Billion(抜粋)
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