29日の東京株式相場は上昇。金利上昇を背景として昨日の米国株市場で金融株が買われた流れが好感され、銀行や保険、証券に買いが増加。医薬品や情報・通信、電気・ガスなども高い。経済政策や企業業績への期待から、内需関連中心に高くなる業種が増えている。

野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト

  • 与党は過半数割れとなったが、今後政策面で国民民主党の意見が通れば経済政策面では期待感が維持されやすい
  • 衆院選挙が終わり、日本株市場では企業業績などファンダメンタルズに投資家の目が向かう
    • 国内決算はテクノロジー中心に良好な内容となりそう。内需も値上げ浸透によるマージン改善が確認できる可能性

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  • 東証33業種中29業種が上昇、銀行が上昇率トップ、ガラス・土石製品は下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.5%高

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