(ブルームバーグ):医療システム関連の人工知能(AI)スタートアップ、インフィニタス・システムズが新たな資金調達ラウンドを実施したと発表した。事情に詳しい関係者が非公開情報を理由に匿名で明かしたところによると、企業評価額は6億ドル(約915億円)以上という。
発表によると、今回の調達額は5150万ドル。米大手ベンチャーキャピタル(VC)アンドリーセン・ホロウィッツが主導し、GV、クライナー・パーキンス、コーチュー・マネジメント、メモリアル・ハーマン・ヘルス・システムが参加した。インフィニタスのこれまでの調達額は1億290万ドル。
インフィニタスおよびアンドリーセン・ホロウィッツの担当者は評価額についてコメントを控えた。
インフィニタスは医療機関や薬局など医療関連機関と提携し、フォローアップの電話や保険情報の収集、薬局間の連絡などの業務の自動化に取り組んでいる。同社のAI技術は業務のデジタル化とカスタマーサービスコールセンターへの依存度軽減に役立っている。
共同創業者で最高経営責任者(CEO)のアンキット・ジェイン氏は「医療業界における業務の遅さ」を改善することが目標と指摘。「労働力不足は時間の経過とともに医療システムがますます遅くなることを意味する」と述べた。
原題:Andreessen Horowitz Backs Infinitus to Bring AI to Medical Calls(抜粋)
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