ヘッジファンド運営会社ミレニアム・マネジメントは、同社のヘッジファンド向けに最大100億ドル(約1兆5000億円)の新規資金集めを目指していた。しかし、投資家が実際に投じたかった金額はその2倍に上ったことが分かった。

同ファンドに200億ドルの需要があったにもかかわらず、同社は当初の上限を維持する方針だと顧客に伝えた。今回の資金調達の取り組みに詳しい複数の関係者が明らかにした。

運用資産695億ドルのミレニアムの広報担当者はコメントを控えた。

ミレニアムはマルチマネジャー・マルチストラテジー投資という同社のブランドの人気を生かしている。この戦略は安定したリターンを生み出しており、過去には相場が上昇しても下落しても利益を上げている。

1989年の創業以来、ミレニアムが損失を出した年は金融危機時の2008年だけで、同年の運用成績はマイナス約3%だった。今年1-9月のリターンはプラス9.5%となっている。

原題:Millennium’s $10 Billion Capital Raise Attracts $20 Billion(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.