ネットフリックスが韓国のリアリティー・シリーズに賭けた最新作がまたもや大ヒットを記録した。料理コンテスト番組「料理階級戦争」がここ2週間、非英語部門の同社世界テレビチャートで首位となっている。

台本なしの12話から成る同番組は、100人のシェフが2つのカテゴリーに分かれスタート。ミシュランの星付きレストラン経営者が多い「白スプーン 」の料理人と、「黒スプーン 」と呼ばれるシェフの挑戦者が対決する。

最後となる2つのエピソードが8日に公開された。結果としては、「ナポリ・マフィア 」の異名を取る黒スプーンのクォン・ソンジュン氏が勝者となった。同氏が受け取った賞金は3億ウォン(約3300万円)。

白スプーンのファイナリストの中には、ケンタッキー州ルイビルの「610マグノリア」などで有名な米国シェフ、エドワード・リー氏もいた。

この番組はネット上でも話題となり、料理バトルに参加するシェフらのミームやカラフルなキャラクターも誕生。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)以降、苦境に立たされていた多くの韓国食品企業を活気づけた。出場したシェフが経営するレストランの予約は急増し、ユーチューブではコンビニエンスストアで売られている材料で作ったティラミスなどを紹介した番組関連の動画がまとめて数百万回の再生回数を記録した。

ミシュラン三つ星レストラン「モス」を経営するシェフ、アン・ソンジェ氏と地元フードビジネス界の大物、ペク・ジョンウォン氏という著名な審査員による解説は情熱的で、時には意見が対立することもあり、番組の見どころにもなった。

ネットフリックスが今回公開した台本なし韓国番組の成功は、恋愛リアリティー番組「脱出おひとり島」やフィットネス競技番組「フィジカル100」など世界的なヒットシリーズに続き、韓国でリアリティー番組の新タイトルを増やしているタイミングで実現した。

高級レストラン「チェ・ドット」のオーナーシェフで、料理階級戦争に出場したチェ・ヒョンソク氏は7日の記者会見で、「苦境にあったフード業界が再び多大な注目を集めるようになり、料理人にとっては良い環境になった」とし、「私は常に新しいものを創造しようとしており、今回のプロジェクトは私が正しい道を歩んでいるとの確信を与えてくれた」と振り返った。

原題:Netflix’s Latest Runaway Hit Is a Korean Reality Cooking Show(抜粋)

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