伊藤忠商事は23日、成田空港向けの航空燃料の輸入を今後も続けていくほか、外航船の受け入れが可能な主要空港にも輸入を拡大していく予定だと明らかにした。

同社の広報担当者によると、成田空港向けに先月荷揚げされた航空燃料については既に複数の航空会社と供給契約を締結しており、9月以降に順次供給する予定となっている。同空港への次回の輸入時期はまだ決まっていないという。

航空燃料を巡っては各地の空港で供給が不足し、一部の航空会社が増便や新規就航を見送る動きが起き、円安などを背景に増加が続く訪日外国人客(インバウンド)への影響が懸念されている。政府は民間と燃料の輸入を含めた対策に乗り出しており、今後輸入増加に向けた取り組みが加速する可能性がある。

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