（ブルームバーグ）：米民主党の大統領候補になることが確実視されているハリス副大統領は、選挙戦を共に闘う副大統領候補を絞り込んでいる。

ハリス氏は民主党内の幅広い候補を検討しているが、そのプロセスに詳しい関係者によれば、全国的にアピールできる３人が有力候補に浮上している。

アリゾナ州選出のケリー上院議員、ペンシルベニア州のシャピロ知事、ミネソタ州のワルツ知事の３人だ。

ハリス陣営の広報担当、ケビン・ミュノス氏は、ハリス氏が「副大統領候補の精査を開始するようチームに指示した」と語ったが、詳細については明言を避けた。

ハリス氏は８月７日までに副大統領候補を決めるとみられている。

ハリス氏、副大統領候補探しを本格化－正式指名の投票迫る

副大統領候補が決まれば、11月の選挙で共和党の大統領・副大統領候補、トランプ氏とバンス氏に挑む民主党の旗手が固まる。

ハリス氏の候補者リストの大半は、中道寄りの白人男性政治家で、同氏が激戦州の有権者やビジネスリーダー、献金者にアピールするのに役立つ見込みだ。

バイデン大統領が選挙戦から突然離脱し候補として急浮上したハリス氏は、通常数カ月に及ぶ副大統領候補選びを急ぐことを余儀なくされた。

事情に詳しい関係者によると、人選プロセスを率いるホルダー元司法長官の法律事務所、コビントン・アンド・バーリントンは12－15人の候補について資料を準備しており、ハリス氏が当初幅広い候補を検討していたことが分かる。

シャピロ氏は、ほぼ間違いなく最も重要な激戦州であるペンシルベニア州の人気知事。ワルツ・ミネソタ州知事は教師と陸軍州兵という経歴の持ち主。ケリー氏のアリゾナ州はメキシコと国境を接する激戦州だ。

原題：Harris’ Running-Mate Search Zeroes In on Three Top Contenders（抜粋）

(第８、９段落を追加します)

--取材協力：Akayla Gardner、Steven T. Dennis.

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