ゴールドマン・サックス・グループのタクティカルストラテジスト、スコット・ルブナー氏は、S&P500種株価指数はこの先下落しかないとして「押し目買いはしない」と慎重な見方を示した。

  ゴールドマンでグローバルマーケッツ部門のマネジングディレクターを務めるルブナー氏は、1928年以降のデータに基づけば7月17日は歴史的にS&P500種のリターンにとって節目だと指摘。それに続く8月は通常、パッシブ株式投資および投資信託からの資金流出が特に多いという。

  季節的に取引が活発でないほか、ポジションが伸びきった状態にあり、あらゆる好材料が既に織り込まれいることからS&P500種は夏場の調整に入る可能性がある。ゴールドマンのトレーディングデスクは少なくとも6月初めからこの見方に傾いている。ルブナー氏は17日の顧客向けリポートで、「もはやペイントレードは(痛みを伴う取引)は上方向ではない」と述べた。

原題:Goldman’s Rubner Says ‘Not Buying the Dip’ as Correction Begins

(抜粋)

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