アメリカ・トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、容疑者がいた建物について、地元警察がシークレットサービスに対し「人員不足でパトカーなどを配備できない」と事前に伝えていたことがわかりました。

トーマス・クルックス容疑者は、演説中のトランプ前大統領をおよそ135メートル離れた建物の屋上から銃撃したとみられています。

ワシントンポストによりますと、シークレットサービスは当初、この建物の外側にパトカーと警察官を配置する予定でしたが、地元警察が事前に「パトカーを配置するだけの十分な人員がいない」と通告していたということです。

クルックス容疑者が事件当日、どのようにこの建物に行ったのかはまだ明らかになっていませんが、地元警察からの通告を受けたシークレットサービスが適切な対応をしていたのか、調査が急がれます。