(ブルームバーグ):27日のアムステルダム株式市場で、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが一時8%近く下落した。中国政府系企業が液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始したと、テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが報じたことがきっかけ。
ASML株は報道前の時点で、一時1.9%上昇していた。欧州市場ではASMインターナショナルやBEセミコンダクターなど、他の半導体製造装置メーカーの株価も下げた。
米市場ではアプライド・マテリアルズが一時5%近く下げたほか、KLAが約4%下落した。DUV露光装置はASMLのほか、ニコンやキヤノンが主な供給元となっている。
ジ・インフォメーションは関係者2人の話として、中国の政府系企業が液浸型DUV露光装置の製造を開始したと報じた。液浸型DUV装置は半導体メーカーが製造工程で使用する重要な装置の一つである。
関係者がジ・インフォメーションに語ったところによると、この企業は別の政府系スタートアップである上海宇量昇科技などの液浸型DUV装置開発チームを結集した。
報道によると、このDUV装置が中国メーカーで採用され、大量生産に用いられれば、オランダ大手、ASMLホールディングの製品に取って代わることが可能になる。
上海に本社を置くこの企業は、今年約5台のDUV装置を製造し、2027年には約20台を製造する計画だ。
これらのDUV装置は今年、中芯国際集成電路製造(SMIC)や華虹宏力半導体のほか、メモリー大手の長鑫存儲技術(CXMT)など中国国内の半導体メーカーに納入される。
ジ・インフォメーションによると、上海宇量昇科技とSMIC、華虹宏力半導体、およびCXMTはコメント要請に応じなかった。
原題:ASML Falls on Report That China Starts Immersion DUV Output (2)(抜粋)
(欧米市場の動きなどを加えます)
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