アメリカのバイデン大統領は、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止などに向けた新たな提案の実現について「予断を許さない」と指摘。「最大の障害はハマス」だとしています。
アメリカ バイデン大統領
「(提案が)実現するかは予断を許さない。後押しを続ける。最終的な答えは出ていない」
G7サミット=主要7か国首脳会議の開催地イタリアで13日、会見に臨んだバイデン大統領。
自身が公表したガザでの停戦や人質解放に向けた提案についてG7や国連安保理、イスラエルの支持を得ているとしたうえで「最大の障害はハマスが同意を拒んでいることだ」と批判しました。
一方、ハマスの幹部ハムダン氏はアメリカCNNのインタビューで「イスラエルが合意の一部として恒久的な停戦を受け入れるよう、アメリカが説得する必要がある」との考えを強調。
また、「人質が何人生きているかは誰にもわからない」としたうえで人質の解放には、▼恒久的な停戦の保証と、▼ガザ地区からのイスラエル軍の完全撤退が合意に盛り込まれなければならないと主張しました。
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