イスラエルに対する抗議活動がアメリカ各地の大学で激しさを増すなか、UCLA=カリフォルニア大学ロサンゼルス校でも警察がデモ隊の強制排除に踏み切りました。
アメリカ西部ロサンゼルスの中心部にあるUCLAでは、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルの軍事行動に反対するデモ隊が抗議を続けていましたが、2日未明、警察が突入し、AP通信によりますと、少なくとも132人が逮捕されたということです。
UCLAでは、1日未明にイスラエル支持とみられるグループとデモ隊との間で衝突が起きていました。
抗議活動は、コロンビア大学をはじめ全米の大学で行われていて、現地メディアは、先月18日以降、40校で1800人以上の学生らが逮捕されたとしています。
こうしたなか、バイデン大統領は緊急の演説を行い、「暴力的な抗議は保護されず、平和的な抗議が保護される。暴力行為があれば法律違反だ」と強調しました。

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