ロシア・モスクワ郊外で先月起きた銃乱射テロ事件について、現場となったコンサートホールがテロの標的になる可能性をアメリカがロシアに事前に伝えていたとアメリカメディアが報じました。
ワシントンポストは2日、アメリカ政府関係者の話として、「銃乱射テロ事件が起きる2週間以上前に、アメリカがロシアに対して、現場となったコンサートホールがテロの標的になる可能性があると伝えていた」と報じました。
モスクワにあるアメリカ大使館は事件のおよそ2週間前の先月7日に、「過激派がモスクワでコンサートなどの大規模な集まりを狙っている」として警戒を呼びかけましたが、アメリカからロシアへの伝達はその前日に行われたとしています。
アメリカ政府はこれまでモスクワでのテロ計画の情報をロシア側に伝えたことは認めていますが、実際に事件が起きたコンサートホールを名指ししていたかは明らかにしていません。

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