パレスチナ自治区ガザをめぐる情勢などを協議するため、アメリカのルビオ国務長官がイスラエルを訪問しました。
イスラエルに到着したルビオ国務長官は14日、ネタニヤフ首相とともにエルサレムのユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪れ、祈りをささげました。
AP通信は、ルビオ氏の訪問について、ネタニヤフ首相が「イスラエルとアメリカの同盟関係は『嘆きの壁』の石と同様に強固で永続的なものだ」と述べ、歓迎したと伝えています。
ルビオ氏は今回の訪問で、イスラエルがカタールにいたイスラム組織ハマス幹部を標的に攻撃を行ったことによるガザ停戦交渉への影響や、フランスなどが表明しているパレスチナの国家承認方針への対応などについて協議するとしています。
こうしたなか、イスラエル軍は14日もパレスチナ自治区ガザでの攻撃を続けていて、中東アルジャジーラによりますと、ガザ全土で53人が死亡したということです。
軍は、ガザ北部での攻撃を強めていて、この日は高層の建物を含む16棟が破壊されたということです。このうち1棟は市民が避難生活を送っていたガザ市西部にある大学で、倒壊した建物には遺体が中に閉じ込められたままだということです。

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