秋に控えたアメリカ大統領選挙は、共和党の候補者レースからヘイリー元国連大使が撤退、トランプ前大統領の指名が確実となりましたが、そのトランプ氏は早速バイデン大統領と討論会での対決を求めています。

トランプ前大統領は6日、「ジョー・バイデンと私が、アメリカとアメリカ国民にとって重要な問題について議論するのは大切なことです。だから私は、いつでも、どこでも、どんな会場でも、討論会を開催することを求めている」とSNSに投稿しました。トランプ氏はこれまで、党内の候補者討論会はすべて欠席していました。

この表明の前に、共和党の候補者争いから撤退したヘイリー氏は。

ヘイリー元国連大使
「トランプ氏を支持しなかった人たちの票を得られるかどうかは、今後のトランプ氏自身にかかっている」

また、ヘイリー氏の地元からはこんな声が。

ヘイリー氏の地元住民
「こんなに長く戦い続けるなんて勇敢だった」
「トランプやバイデンをどう思うかに関係なく、彼女の教訓に従って共和党を団結させる必要がある」

ヘイリー氏はトランプ氏を支持するか明言していませんが、11月の大統領選挙は4年前と同様、バイデン氏とトランプ氏が対決する構図です。

一方、アメリカの一部メディアは、選挙資金の補強を模索するトランプ氏が実業家のイーロン・マスク氏と面会していたと伝えていましたが、マスク氏は6日、自身のSNSに「大統領候補のどちらに対しても献金するつもりはない、と明確にしておきたい」と投稿しています。