ドイツ空軍のオンライン会議とされる音声がロシアメディアに公開されたことについて、ドイツのショルツ首相は「非常に深刻な問題だ」と話しました。

ドイツ ショルツ首相
「報道されていることは非常に深刻な問題であり、入念で集中的かつ迅速な調査を行う必要がある」

長距離巡航ミサイル「タウルス」の供与を含むウクライナへの支援について議論するドイツ空軍のオンライン会議をロシアが傍受したと報じられ、その内容とされる音声をロシアの国営メディア「RT」が公開したことについて、ロイター通信は2日、ドイツ国防省が調査を始めたと報じました。この事態を受け、ショルツ首相は「非常に深刻な問題だ」と話しました。

ショルツ首相は、これまでにドイツがロシアによるウクライナ侵攻に直接的に関わることになるリスクがあるとして、「タウルス」の供与については慎重な姿勢を示していました。