中国からの出国が禁止されていたアメリカの金融大手「ウェルズ・ファーゴ」の女性幹部職員について、出国禁止の措置が解除されたと報じられました。

中国外務省は7月、「ウェルズ・ファーゴ」の女性幹部職員に対し、「中国が処理中の刑事事件に関与しており、調査に協力する義務がある」として中国からの出国を禁止する措置をとったと発表しました。

事件の具体的な中身については説明しませんでした。

この幹部職員についてロイター通信は17日、関係者の話としてアメリカと中国の当局が交渉した結果、帰国が許可されたと報じました。

すでに中国を出国しているということです。

この報道について、17日の記者会見で問われた中国外務省の報道官は、「中国は法治国家であり、刑事事件や出入国の問題は法に基づいて処理される」と述べるにとどめ、出国禁止措置を解除したかどうかは明らかにしませんでした。