現場モスクワ市内は、厳戒態勢です。

記者
「葬儀会場近くには多数の警察車両などが並び、治安当局者らの姿も見られ厳戒態勢となっています。葬儀会場の外、支持者でしょうか、すでに長い列ができています」

刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の葬儀は、日本時間の午後8時からモスクワ市内の教会で執り行われ、その後、近くの墓地に埋葬される予定です。

葬儀会場にはおよそ3時間前から支持者らが長い列をつくり、周辺では多数の治安当局者らが警戒にあたっています。

こうした中、ナワリヌイ氏の広報担当者は、遺体を教会に運ぶための霊きゅう車が見つからないと訴え、「葬儀会社に遺体をどこにも運ばないよう脅迫電話がかかってきている」としています。

今月15日から17日に大統領選の投票日を控え、プーチン政権としてはナワリヌイ氏の支持者らが集結し、政権に対する抗議活動につながることへの警戒を強めています。