南極で初めて鳥インフルエンザが確認されました。現地に生息する多くのペンギンへの感染拡大が懸念されています。

スペインの研究所は「24日、南極にあるアルゼンチンの基地の近くで発見したカモメの死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された」と発表しました。

ほかの大陸から距離があるにもかかわらず、鳥インフルエンザウイルスが初めて南極大陸に到達したことを示している、としています。

ロイター通信によりますと、南極に近い島ではこれまでにジェンツーペンギンなどから鳥インフルエンザの感染が確認されているということで、南極大陸とその周辺に生息する数十万羽のペンギンにウイルスが拡大する恐れがあるとしています。