30年にわたって国家元首の座にあり続け“ヨーロッパ最後の独裁者”とも呼ばれる旧ソ連、ベラルーシのルカシェンコ大統領が来年の大統領選挙に出馬する意向を明らかにしました。

ベラルーシでは25日に下院選挙が行われましたが、投票を終えたルカシェンコ大統領は記者団に対し、来年の大統領選に出馬して7期目を目指す意向を明らかにしました。

ルカシェンコ氏は1994年から大統領の座にあり、“ヨーロッパ最後の独裁者”とも呼ばれてきました。

2020年に行われた前回の大統領選では、選挙結果が不正だと訴える大規模な抗議デモが起き、多くの市民が拘束されました。

その際、ロシアのプーチン大統領はルカシェンコ氏を支援し、2年前のロシアによるウクライナ侵攻ではルカシェンコ氏がベラルーシ国内へのロシア軍の駐留を認め、侵攻を支持する姿勢を示しています。