24日、フランスのマクロン大統領が訪問したパリのイベント会場に待遇改善を訴える農家が押し寄せ、拘束者が出る騒ぎとなりました。
パリのイベント会場で、もみあう警察官と農家の人たち。展示されている動物たちも見守る中、転倒し、柵を壊してしまいます。
24日は各地から農産物が集まるパリ国際農業見本市の初日。環境規制によるコスト増加や安い農作物の輸入に不満をもつ農家の抗議活動はヨーロッパで広がっていますが、会場にマクロン大統領が訪問するとあって、辞任を求める農家らが会場に押し寄せたのです。
マクロン大統領は一部の農家らと対面。農家の1人が「収入が少なくて死んでしまいそうだ」と主張する一方、マクロン大統領は「対立は良い結果を生みだすことはない」と訴えました。
パリ警視庁によりますと、今回の騒動で6人の身柄が拘束され、8人の警察官がけがをしました。

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