中国軍で台湾を管轄する東部戦区が台湾統一を訴えるアニメーションを公開しました。5月に発足する民進党政権をけん制する狙いがあるものとみられます。

台湾独立をあおるアメリカを中国軍がけん制し、最後に台湾と中国はひとつになる、というメッセージを前面に打ち出したこのアニメ。

子どもが台湾のカタチをしたブレスレットを身につけ、中国国旗をまいた大人の手をつかんでいます。

そこに自由の女神が現れ、火をつけますが、すかさず、中国軍の戦闘機や艦船が登場します。

先日、漁船転覆事故で中国と台湾の緊張が高まった金門島付近には中国海警局の船が現れるなど、細かい演出もされています。

最後に「お家に帰ろう」という文字が出て、アニメーションは終わっています。

5月に台湾で中国と距離を置く、民進党の頼清徳氏が総統に就任するのを前にけん制する狙いがあるものとみられます。