ウクライナ当局は、ロシア軍の攻撃に北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」が使用されていると明らかにしました。

ウクライナ保安局は22日、「ロシア軍の攻撃に北朝鮮の弾道ミサイルが使用されている」と発表し、その残がいとする映像を公開しました。そのうえで、使用されたミサイルは「火星11」の一種だと指摘しています。

また、北朝鮮製弾道ミサイルの使用が最初に確認されたのは、2か月前の去年12月30日の南部・ザポリージャ州への攻撃で、その後、首都・キーウのアパートや東部・ドネツク州の村なども被害にあったとしています。

これまでに、あわせて20発以上が放たれ、市民24人が死亡、100人以上がけがをしたということです。

あすで2年と、侵攻が長期化するなか、ロシアは兵器不足を北朝鮮やイランなどからの支援で補っていると指摘されていて、保安局は「北朝鮮からロシアへの兵器供給ルートが確立されつつある」と訴えています。